翔んで尾道 その1

2020年/2/28/16:01

大林監督のメッセージ集を出すにあたって、鬼さんと人たらしさんは、監督の故郷である広島県尾道市への取材旅行を計画。私も同行することになった。
当初は1泊2日の予定だったと記憶している。しかし、話を進めるうちに、各々のスケジュールや取材先の都合もあり、日帰りプランが浮上。しかし、私はせっかく尾道まで行くのだからと、自腹でもいいから泊まりたいと主張した。尾道に行ったことのある友人に、夕日が瀬戸内海に沈んでいくさまや夜の尾道のグルメ事情をしらなくちゃ、尾道の魅力はわからないと助言をもらっていたからだ。ところが、鬼さんはあてどもなく尾道に長時間いたところで、時間の無駄だと一蹴。そんな鬼さんに私は、「なんて効率主義でしか考えないのかしら」と反抗し、食い下がって尾道の宿泊計画を勝ち取った。すると、人たらしさんが「私も泊まりたかったのだ」と言いだした。どうやら人たらしさんは、理路整然とした鬼さんの物言いに抗えなかったらしい。わたしは昔から、鬼さんがああいえばじょうゆうといった感じで、譲れないところは譲らずにきたので、今回も鬼さんが何と言おうと押し通そうと思っていた(そういえば鬼さんはその昔、某教団の上●さんに似てると言われていたなあ…)。
かくして、鬼さんは日帰りで、人たらしさんと私は1泊2日で尾道に向かうこととなり、人たらしさんが新幹線のチケットを手配してくれるというのでお願いすることになったのだが、そこで人たらしさんが衝撃の発言をする。「チケットってどこで買えばいいの?」
スマホでもチケットが手配できるこのご時世である。一気に昭和に引き戻されつつ、ちょっと頭痛がしながらも、わたしは人たらしさんに答えた。「わたし、チケット手配しますよ、、、」

つづく

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