翔んで尾道 その3

2020/2/29/6:32

取材旅行当日。人たらしさんは品川から、私は新横浜から、鬼さんは小田原から東海道新幹線に乗る予定となっていた。私のiPhoneに衝撃のメッセージが入ったのは、私が新横浜へと向かう途中だった。「新幹線のチケット忘れた!」メッセージの送り主はもちろん人たらしさん。
それを受けて私は、エクスプレス予約で発券したチケットを忘れた場合の対処の仕方をiPhoneで必死に検索。一方で、人たらしさんからは家にチケットを取りに帰る時間はないから、予約済みのチケット料金は諦めて新たにチケットを買って行くしかないというメッセージが入った。
しかし、世の中にはチケットを忘れる人が少なからずいるのだろう。とりあえず品川のみどりの窓口に人たらしさんに向かってもらうと、多少の手数料はかかるけれど、後日予約分の新幹線チケットは払い戻しができるとのことだった。ところが、チケットは私がクレジットカードで手配していて、現金であればそこまで手続きが煩雑ではなかったのだが、クレジットカード会社を通して返金になるとやらで、払い戻し手続きは後日人たらしさんが家に置いてきたチケットの現物を持って、私が再びみどりの窓口に赴かなければならないという。
ともあれ、余分な出費は最小限に抑えられそうだったので「よしとしなければ」と思いつつ、新幹線に乗って鬼さんと落ち合うはずだった福山駅へ向かった。本来なら、人たらしさんと私は隣同士の座席となるはずだったのだが、人たらしさんのチケット騒動で、私は見ず知らずのおじさま(しかもけっこう幅のある)と道中を共にした。

つづく

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