鬼の目に涙

2020/4/20/12:24

4月20日10時半、ユニコ舎の神奈川支社(自宅)に『キネマの玉手箱』が届いた。本社にはこれから納品される。
手にとって眺めていたら頬を濡らす涙に気づいた。
いろんな思いが交錯した。トイレの神様に導かれたような企画、NPO法人で出版しようと考えていたものが出版社を起ち上げることになった経緯、構成者の榛名かなめほどではないがVTR起こしと原稿の取りまとめで悲鳴を上げたこと、本の販売ルートづくりでの試行錯誤、この本を出す過程で起こった不可思議な出来事…なによりも、この本を真っ先に見てもらいたかった大林宣彦監督がいないこと。
感極まったわけではない。実に冷静で平穏な心境の中で涙腺が崩壊した。
「人たらし」や「百姓」もそれぞれの想いで、この本を眺めて笑ったり泣いたりするのだろう。
以前、ここで書いたことを再び記す。

この本は自らが世に出たくて、私たち、そしてアドバイスしてくれた人たちすべてを動かしたのではないか。つまり『キネマの玉手箱』という本に命が宿って、本そのものが出版までの道筋をつけたのではないか、と。

この本はこれからどこに旅立っていくのだろうか…。この本が巻き起こす奇跡を信じてみたい。

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