S・マックイーン没後40周年

2020/5/29/6:41

ここのところ、『キネマの玉手箱』に続くユニコ舎刊行図書のリサーチで都内を歩き回った。それも渋谷、新宿、池袋という繁華街。人出は八割がた戻ったのではないかという気がした。

さて、ブログの更新と思いつつ、忙しくなってきたこともあり、なかなか書く時間をつくれない。そこで、本日はちょっと反則。某誌に載せようと書きながらボツになったコラム記事の転載(実はほかで使っているので、転載の転載)。手抜きも過ぎて申し訳ありません。まあ、映画ネタなのでご勘弁ください。

今年はスティーブ・マックイーンの没後40周年なんだそうだ。
スティーブ・マックイーンといえば、私ら還暦世代の記憶では『拳銃無宿』がいちばん遠い記憶として引っかかってくる。原っぱに集まった小汚い洟垂れ小僧たちがオモチャの拳銃をクルクル回し、「バンバン」と声を上げて弾き合っていたのは、マックイーンのガンアクションに影響されたからに違いない。
マックイーンといえば『荒野の七人』でも洟垂れ小僧たちを魅了した。小僧たちにとって主人公はユル・ブリンナーではなくマックイーン! ユル・ブリンナーに拳銃の扱いを指導したというのは有名なエピソードだ。マックイーンはオートバイとレースカー狂であったという。そういえば『大脱走』でのバイクチェイスはスタントマンなしで撮影されたと聞き(実際は危険なシーンはスタントマンを使ったようだが)、あの颯爽とした姿に憧れた洟垂れ小僧たちは三輪車で暴走し、そのまま70年代後半からのバイクブームを巻き起こしている。『栄光のル・マン』『ゲッタウェイ』『 パピヨン』『タワーリング・インフェルノ』『ハンター』などの名作を残したマックイーン。少年のような澄んだ目と、はにかんだ笑顔がどの作品にも映り込んでいる。
1980年11月7日死去。“死”のイメージから最も離れていたヒーローだったため驚愕した。しかも、50歳という若さで…。マックイーンに憧れた洟垂れ小僧たちはマックイーンを越えて還暦世代となっている。これからわれわれがマックイーン流に生きるには? そうだな、最後は病院内を車椅子で暴走して、病院から大脱走するようなジジイになるってのは、どうかな。病院から脱走するまでもなく、間違いなく追い出されるだろうけど。

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