今年で4回目となる日比谷カレッジ「境界 戦争体験者の証言」が10月24日(土)に日比谷図書文化館で開催されます。
今回の証言者は1945年3月10日に発生した東京大空襲を体験された岡崎吉作氏。
当時13歳だった岡崎さんはB29から雨あられのように投下された焼夷弾をかいくぐり、奇跡的に難を逃れました。
――空は地上の炎で真っ赤に染まっていました。M69弾にはストリーマーという長さ1メートルほどの布のリボンがついているのですが、そこに火がついて、地上からは炎の雨が降ってくるようにも見えました。まるで頭上で破裂する花火みたいなのですが、その炎は花火のように消えることはなく、地上で燃え広がり、木と紙でできた家々を焼き尽くしていくのです。私は浅草に住んでいながら隅田川の花火大会くらい嫌いなものはありません。隅田川の花火にみんな歓喜の声を上げますが、私には実の毛のよだつくらいの恐怖が甦ってくるのです。花火を見ていると全身の肌が粟立つほどです。
――講堂の扉を開けると人がドサッと倒れ込んできました。公園側から講堂へ逃げ込もうとした人がいたのです。その人の衣服は燃えて、背中が真っ赤に焼けただれ、すでに息も絶えていました。公園の木々と周辺の民家が燃え盛っていて先に進むことができません。私は焼死体を間近に見て、恐怖のため足がすくんでしまいました。
以上、戦争体験者証言集「境界BORDER vol.4」より抜粋
ロシアによるウクライナ侵攻に続き、今年はアメリカによるイラン攻撃があり、世界平和のあり方をより真剣に考えなければならない時を迎えています。
先の大戦を体験された方々が減少している現在、生の証言に耳を傾けることができる貴重な機会です! ぜひご来場ください。
「境界 戦争体験者の証言」
・日時:10月24日(土)14時~15時半
・場所:日比谷図書文化館スタジオプラス(小ホール)
・定員:60名(事前申込順、定員に達し次第締切)
・参加費:1,000円(学生500円)
※詳細及びお申込み方法⇒https://www.library.chiyoda.tokyo.jp/information/20261024-_2026_2/

岡崎吉作氏の証言は「境界BORDER vol.4」に掲載。ユニコの杜でも販売しています。