『井上勝江作品集 刻-TOKI-』を10月20日に刊行

2021/9/1/14:14

ユニコ舎では20世紀の美術界を代表する巨匠・棟方志功の最後の愛弟子といわれる井上勝江の初の個人画集を10月20日(水)に刊行します。
終生、命の輝きを描いた画家・棟方志功から「井上は花になれ、花は井上になれ」という言葉を託された井上勝江は、版画の中に「花」百態を描き、命の百様をしめすことに重きを置き、創作活動に邁進してきました。数々の名作を画集『刻』に収録。
「刻」には「時間」という意味のほかに「彫る」という意味もあります。井上勝江が人生を通じて、「四季」という「時間」を刻んだ作品を四つのテーマで紹介します。


井上勝江プロフィール
1932年9月16日、新潟県新発田市生まれ。13歳まで新潟市で過ごす。20代は友禅染の職人をめざし創作活動を続けたが、版画家・棟方末華と出会い、木版画に魅了される。「蓮華」「屏風」が棟方志功に認められ、志功に師事。「花」をテーマにした板画を描き続けている。1995年から2018年まで関東医療少年院で版画指導を行い、その功績により、2013年に社会貢献者表彰を受賞。2007年、第57回板院展「棟方志功賞」、2016年、第63回板院展「東京都知事賞」、2017年、第67回板院展「文部科学大臣賞」、2021年、第70回板院展「ヴァン・ゴッホ賞」を受賞。2016年、日本板画院名誉会員推挙。

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