日比谷カレッジで「境界 戦争体験者の証言」

2023/05/20/10:13

千代田区立日比谷図書文化館の学習プログラム「日比谷カレッジ」でユニコ舎刊『境界 BORDER』シリーズで戦争体験を語った大島満吉氏、吉田由美子氏の講演会を催すことになりました。

ロシアのウクライナ侵攻や北朝鮮のミサイル発射、台湾有事など、新たな“戦前”の様相を呈する現代。先の大戦で生死の境界を彷徨った人の証言が日本の未来を救う!

・遥かなる平原からの叫び 大島満吉 『境界 BORDE Rvol.1』掲載

大島満吉(おおしま・まんきち)1935(昭和10)年、群馬県生まれ。3歳の頃、母、兄と共に父の暮らす満州へ渡る。1945昭和20年8月14 日、日ソ中立条約を一方的に破棄したソ連軍の民間日本人大虐殺事件「葛根廟事件 」に遭遇。奇跡的に一家5人が逃げ延び、1946(昭和21)年10月、新京(現・長春市)から博多港へ帰国。犠牲者の慰霊と事件を語り継ぐ活動を続ける。

・空襲が奪った家族の時間を求めて 吉田由美子 『境界 BORDE Rvol.2』掲載

吉田由美子(よしだ・ゆみこ)1941(昭和16)年、東京都生まれ。3歳の時、東京大空襲で戦災孤児となり新潟の親戚宅に引き取られる。高校卒業後、就職を機に神奈川県に転居。数枚の写真を手がかり出自を辿りはじめる。2007(平成19)年、東京大空襲訴訟の原告団に参加、戦災孤児の過酷な経験をもとに子どもたちに東京大空襲について語る活動を行っている。

日比谷カレッジ「境界 戦争体験者の証言」
日時:7月28日(金)14:00~15:30(13:30分開場)
場所:日比谷図書文化館4F スタジオプラス(小ホール)
定員:60名(事前申込制、定員に達し次第締切り
参加費:1,000円 ※学生料金500円
申込:日比谷図書文化館

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