オンラインショップ“ユニコプレス”を開業

2020/5/17/5:24

本の流通に関しては、まったくの手探り状態が続いている。
オンライン書店が「在庫切れ」か「入荷待ち」で焦りがつのる中、ユニコ舎を応援してくれる方からe-honで購入できる旨の連絡をいただいた。e-honでは「お取り寄せ」で「通常3日~3週間で出荷」という案内だった。
一方、『キネマの玉手箱』をご購入いただいた方から丸の内オアゾにある丸善丸の内本店では、いわゆる“面陳商品”になっていたという嬉しい情報が届いた。
吹けば飛ぶような小さな出版社だが、いろいろな人に支えられていると感慨無量である。

それにしてもオンライン書店最大手のAmazonでなんとか発売再開にならないかと願っていたところ、ようやく昨日の午後になって「残り1点 ご注文はお早めに」という案内に変わった。
それにしても4月25日に発売してから、ずっと品薄の状態。これはいかんと1週間ほど前からAmazonマーケットプレイスでの小口出品というものにトライしてみた。ITの知識などまったくないので悪戦苦闘。とりあえずユニコ舎のオンラインショップ“ユニコプレス”を起ち上げて、そこから出荷するという形で、なんとか販売することができるようになった。⇒https://www.amazon.co.jp/gp/offer-listing/4991136806

これでAmazonでの「在庫切れ」「入荷待ち」は回避できるようになり、ユニコ舎扱いでのカード決済も可能になったわけだが、配送料(262円)が別途かかる料金設定である。配送料込みにしたかったのだが、どうやら小口出品ではそういうルールのようだ。まあ、Amazonの販売もプライム会員でなければ配送料は派生するので(410円)、条件は同じようなものかと諦めることにした。

「人たらし」も図書館への売り込みに熱を注いだ。TRC図書館流通センターが全国の公共図書館に送っている『新刊全点案内』の5月12日号に『キネマの玉手箱』が掲載されたが、本の評価は「★★」。最高評価は「★★★」だが、★のない本もある中で、小さな出版社が出した本としては大健闘ではないだろうか。
「百姓」もTwitterで頑張っている。

大林宣彦監督のメッセージをできるだけたくさんの人に届けたいと思えど、なかなか道は険しい。まだまだ試行錯誤が続く。

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