2021/3/25/8:51
ユニコ舎では『五七五の随想録』(木村小左郎著)を4月25日に発行する予定です。
本書は日本旅行作家協会理事の木村小左郎氏(コサブロウ)が四十余年の旅行記者歴の中で出会った印象深かった出来事を俳句と散文で綴るものです。
コサブロウはこれまで47都道府県はもちろん世界43の国と地域を訪ね歩きました。俳句は1998年に鎌倉の鶴岡八幡宮で行われた実朝忌俳句大会で文壇の重鎮だった清水基吉氏に認められた“ビギナーズ”から始めて、現在はふたつの句会(湘南俳句会、西神田句会)に参加しています。
本書の解説を執筆した芦原伸氏(日本旅行作家協会専務理事)は著者について、次のよう記しています。
よくもまぁ、世界中、国内中を旅して歩き、その都度紀行文を書いてきたな、と驚愕するばかりだ。日本の旅行王は西行にはじまり芭蕉、宮本常一、柳田國男、近くは永六輔あたりとなるのだろうが、木村小左郎は旅行回数、旅行距離からすれば、彼らに匹敵するのではないか、と思われる。
(略)
本書を読むと、うずうずと“旅の虫”が蠢き始める。さて、どこへ行こうか、と悩むとき、本書は格好の「水先案内」となってくれることだろう。
紀行文の書き方の指南書、作句のヒントを伝える実用書、そして観光ガイドブックの要素を備え、さまざまな読み方ができるエッセイ集です。