「戦争と平和 宝田明の証言」が新文芸坐と横浜シネマリンで公開!

今年もまもなく「終戦の日」。
戦争体験者の手記集『境界 BORDER』の制作協力団体である一般社団法人昭和文化アーカイブス主催の「戦争の記憶と記録を語り継ぐ映画祭」が今年も開催されます。12回目を数える本年の上映作品は「戦場のメリークリスマス 4K修復版」「零戦黒雲一家」「戦争と平和 宝田明の証言」「世の中にたえて桜のなかりせば」。トークショーや平和コンサートなども催されます。
会期:8月9日(水)~11日(金・祝)
会場:映画上映は東京・池袋「新文芸坐」 / 平和コンサートは東京・「汐留ホール
詳細⇒https://www.showabunka.org/2023eigasai/


横浜シネマリンではユニコ舎刊『送別歌』の著者であり、昨年3月14日、88歳の生涯をとじられた宝田明さんの追悼特集「ありがとう 宝田明さん」を上映。
会期:8月12日(土)~25日(金)※8月15日(火)休映
詳細⇒https://cinemarine.co.jp/thank-you-akira-takarada/
※8月13日(土)「戦争と平和 宝田明の証言」上映後、土本貴生プロデューサーと共にユニコ舎スタッフが舞台挨拶で登壇します!

宝田明さんの「不戦不争」の思いが詰まった作品をぜひ劇場でご鑑賞ください。

1934年4月29日、朝鮮・清津生まれ。2歳の頃、満州のハルビンに移る。終戦直前のソ連軍の満州侵攻による混乱の際、右腹を銃撃され死線をさまよう。1953年、東宝ニューフェイス第6期生として俳優生活をスタート。代表作は「ゴジラ」「美貌の都」「香港の夜」「放浪記」など多数。「アニーよ銃をとれ」「風と共に去りぬ」「マイ・フェア・レディ」など舞台俳優としても活動。2012年に「ファンタスティックス」で文化庁芸術祭賞の大衆芸能部門大賞を受賞。2015年から自らの戦争体験をもとにした音楽朗読劇「宝田明物語」を上演し続けた。映画「世の中にたえて桜のなかりせば」の完成披露試写会では舞台に立って観客の前に姿を見せたが、初日舞台挨拶には立つことなく、2022年3月14日に帰らぬ人となった。

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